RustDeskをセルフホストする

2022年5月26日

Rust製リモートデスクトップソフト、RustDeskをセルフホストします 構築の難易度は低めだと思います

セルフホストの利点

やっぱり遅延が少ない
↓比較動画

建てる

ドキュメント読めって話なんだけど日本語化も含めて書きます
まぁ公式ドキュメントの日本語も自分が書いたんですが

主の環境はUbuntu 22.04 LTS x86_64です

最初にnpmをインストールします

sudo apt update
apt install npm

pm2をインストールします

npm install -g pm2

rustdesk-serverの最新版をダウンロードして解凍(以下の例は1.1.5です 特別な理由がなければ最新版をダウンロードしてください)
最新版はGithubから確認してください

RustDesk Server Program. Contribute to rustdesk/rustdesk-server development by c…
github.com
wget https://github.com/rustdesk/rustdesk-server/releases/download/1.1.5/rustdesk-server-linux-x64.zip
unzip rustdesk-server-linux-x64.zip -d rustdesk-server
rm rustdesk-server-linux-x64.zip
cd rustdesk-server

動かす

サーバーのみを使う、リレーサーバーのみを使う用途じゃなければサーバーとリレーサーバーをどちらも動かしてください
hbbsがリレーサーバーでhbbrがサーバーです

pm2 start hbbs
pm2 start hbbr

リレーサーバーをサーバーのlocalhost以外で動かす場合は -r オプションを付けてアドレスを指定してください

pm2 start hbbs -- -r <relay-server-ip[:port]> 

Docker

Dockerで建て直すのも面倒なので参考になりそうなリンクを貼っておきます

Would you produce a Dockerfile and maintain it? It would make it easier to run a…
github.com

ポート開放

外でも使いたい場合はポート開放をする必要があります
hbbsがサーバーでhbbrがリレーサーバーです

サーバーポートプロトコル用途
hbbs21115TCPNATタイプ確認
hbbs21116TCPTCPホールパンチング、コネクションサービス
hbbs21116UDPサービスID登録とハートビートサービス
hbbs21118TCPWebクライアント
hbbr21117TCPリレーサービス
hbbr21119TCPWebクライアント

Webクライアントで使うことが無ければWebクライアント用のポートは開放しなくて良いです
21116はTCPとUDPをどちらも開放しなければならないことに注意してください

クライアント側

メニューからID/Relay Serverを選択後ID Serverにipアドレスを入力します
Relay ServerとAPI ServerとKeyは空白だと自動で設定してくれます
遠隔操作される側とする側は同じサーバーが指定されてないといけません

終わりに

遅延をもっとどうにか出来ないのかって思う
4Kモニターなど高解像度のモニターを使うと特に遅延がひどい(回線の問題かもしれないが)

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